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2008年1月2日水曜日

苦手科目を克服する

暗記は根性でやるものでなく、要領でやるものなのだ。方法を変えたり場所を移すことが、意外に効率をあげる。そのための五つの方法を紹介しよう。
(中略)
第二には、暗記の中心となる軸をまず作って、その軸を中心に周辺情報をくっつけていく方法だ。憶えなければならないことが大量にある場合、こまかなことは後回しにして、まず重要なことだけをしっかり憶えるのだ。


和田秀樹著『 受験は要領』より


 これは、かなり重要なことで、様々に応用することができます。

 いわゆる苦手科目とは、解答を理解し、身に付けるために必要な知識、つまり、「暗記の中心となる軸」が欠けている科目のことです。ですから、「解答読んでもわからない」「先生が何言っているのかよくわからない」「そもそも、どこがわからないのかがわからない」ということになるわけです。

 この、「暗記の中心となる軸」を作るには、あれこれと手を出さず、たとえば1冊の問題集をトコトンやるといったように、ある程度対象を絞って学習する必要があります。この際、基礎問題集は、適当ではありません。というのも、基礎問題集では大学入試レベルの問題の「暗記の中心となる軸」としては力不足だからです。

 かといって、難しい問題集でもいけません。やはり、標準レベルの問題集が適当でしょう。

 この暗記の軸ができれば、たとえ問題が解けなかったとしても、解答を読むだけである程度は理解することができ、その解法を身に着けることができます。

 「勉強しているのに偏差値が上がらない」と嘆く受験生は、たいてい
・あれこれといろんな問題集に手を出している
・取り組んでいる問題集のレベルが低すぎる
・取り組んでいる問題集のレベルが高すぎる
・完全にマスターした標準問題集が、一冊もない
のいずれかにあてはまります。

 苦手科目については、「標準問題集を一冊マスターするところからはじめる」というのをオススメします。


(大学受験 攻略 勉強法)

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和田秀樹 著 『受験は要領』について
和田秀樹さんの著作である『受験は要領』についての考察です。

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