暗記は根性でやるものでなく、要領でやるものなのだ。方法を変えたり場所を移すことが、意外に効率をあげる。そのための五つの方法を紹介しよう。
(中略)
第三には、暗記内容を逆転させたり、加工する方法だ。
私は、どうしても憶えられない英短文があったら、穴埋め式にして憶えた。また歴史などは、自分で試験問題を作って、それをやってみてもいい。
和田秀樹
参考書(問題集)があふれかえっているこの時代に、自分で試験問題をつくるというのは時間の無駄だと思いますが、「暗記内容を逆転させたり、加工する」というのは良い考えだと思います。
英作文の学習をする時も、新たに英作文の問題集を購入しても良いでしょうが、ほぼ学習がすんだ長文の問題集を和訳から逆に英文をつくってみるのというのもオススメです。これは、単に英作文の学習になるばかりでなく、長文の問題集の復習にもなり、一石二鳥です。
また、「暗記内容の加工」もなかなか有効です。高校生に身近なところでは、教科書に緑のチェックペンでマーキングして、赤い下敷きをかぶせるというところでしょうか?これは、穴埋め式にする時間が大幅に短縮できるので、私も高校生のころやっていました。
その際、チェックペンのような専用のマーカーを使っても良いですが、個人的にはユニのプロッキーをオススメします。というのも、こちらの方が値段が安い上、裏写りもしないからです。
↑ここだと、プロッキーが、98円で買えます。
(補足)
受験漫画の『ドラゴン桜』には、「数学の解答から逆に問題をつくる」というのがありました。これもたしかに「暗記内容の逆転」ではありますが、これは数学のトレーニングになるとは思えません。というのも、数学では「解答から問題を作るより」も、普通に「問題から解答を作る」ほうが難しいからです。
「暗記内容の逆転」が使えるのは主に文系科目、「暗記内容の加工」が使えるのは主に暗記ものだと考えてよいでしょう。
(大学受験 攻略 勉強法)
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