参考書(問題集)の復習と理解の遷移について述べています。
参考書(問題集)の復習と理解の遷移
1.問題が理解できず、解説も理解できない。
2.問題は理解できないものの、解説は一部理解できる。
3.問題および解説がほとんど理解でき、設問も一部解ける。
4.問題および解説がほとんど理解でき、設問も一部解ける。
・・・
0.すべての設問を解くことができ、解説もほとんど理解できる。
私は基本的に、以上のような考え方をしています。それぞれの番号は復習の回数を表し、また、それぞれの間隔は1~2ヶ月程度であると考えていただいてかまいません。
つまり、1や2を参考にすると、「1度目にある問題に取り組んでみたときは、問題文に何がかいてあるかわからなかったし解説も理解できなかったが、その1ヵ月後にもう一度取り組んでみると、問題は理解できないものの、解説は一部理解できた。」ということになります。
これはそれぞれの人の学力およびその問題集の難易度によって変わってきます。大体自分に合った参考書(問題集)を使っている場合は、およそ3の状態から始まると考えて良いでしょう。しかし、学力を向上させようとする場合、どうしても自分の学力よりも高い難易度の参考書(問題集)に取り組む必要があります。その場合は2の状態から、場合によっては1の状態から始めなければいけません。その場合、全く理解できず不安になることがあるかもしれませんが、それはあなたに才能がないとか遺伝的に問題があるとかいうわけではなく、単に復習の回数が足りないだけなのだということ、そして根気よく復習を続けていけば多少難易度が高い問題集もマスターすることができるのだということを肝に銘じておいてください。
注意しなければならないのは、難易度の高い参考書(問題集)に取り組むとなると、マスターするのに少なくとも3ヶ月かかるということです。ですから、11月以降に新たな問題集を購入するのはほとんど時間とお金のムダです。
なお、このサイトにおいては一般的なエビングハウスの忘却曲線をもとにした
1回目の復習は翌日
2回目の復習は1週間後
3回目の復習は2週間後
4回目の復習は1ヵ月後
5回目の復習は3ヵ月後
6回目の復習は半年後
といったような復習のタイミングを採用しません。これは復習の日程を決めるのに無駄な時間と労力をとられるという理由からです。そのため、このサイトでは、一律に「復習は前回の1~2ヶ月後」としています。
勉強する際には、取り組んだ問題のそばに、日付を書いておくと便利です。
(大学受験 攻略 勉強法)
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