『受験は要領』についての考察のまとめページは、下のほうにあります。
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2008年1月4日金曜日

難問集からはじめる?

(「一般的にはやさしいものからはじめるべきだといわれているが、問題集は難しいものから手をつけるべきだ」というような文章の後に続いて)
一見、基礎もできていないのに、難問からはじめるのはムリなように見える。しかし、それは受験常識のウソだ。こと暗記型の受験勉強に関して言えば、問題は難しいほうからはいったほうがいいのである。


和田秀樹著『 受験は要領』より



 たしかに、一般的にいわれているように、「まずは基本から」ということをやっていては、いつまでも学力は向上しません。受験常識のウソとも言えるでしょう。しかし逆に、「まずは難問からはじめよ」というのも、受験常識のウソです。

 受験勉強の初期の段階で、たとえ詳しいとはいえ難問の解説が理解できるとは思えません。それに入試では、あまりに簡単すぎる問題はでないでしょうが、難問もそれほど多くはでません。

 ですから受験勉強の第一歩としては、難問までいかなくとも、標準的なレベルの問題集で十分でしょう。

 入試で一番でるのは標準レベルの問題ですから、標準レベルの問題をきっちりおさえていくことが、合格へとつながっていくのです。

 難問集は、まず標準レベルをマスターしてから取り組んでも遅くはありません。






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問題を解かない?

 受験勉強を能率的に進めるには、自分で問題を解こうとする「自力主義」は、百害あって一利なし、確実に点数を落とすだけである。なぜなら、自力で考えるために、時間を必要以上に浪費し、しかも、ときには間違ったイメージを頭に残してしまうからだ。


和田秀樹著『 受験は要領』より


 これは、言葉通りに解釈してはいけないんでした。やはりこれも、以下のように解釈します。

 受験勉強を能率的に進めるには、自分で問題の解答を思いつこうとする「自力主義」は、百害あって一利なし、確実に点数を落とすだけである。なぜなら、自力で解答を思いつこうとするために、時間を必要以上に浪費し、しかも、ときには間違ったイメージを頭に残してしまうからだ。

 これで良いでしょう。この少し後の部分で、

 各科ともある時期まで、自力で問題を解かないこと

 という部分があるので、あとになってから自力で問題を解く必要があることは自明です。「自力で問題を解かない」とはやはり「自力で問題の解法を思いつく必要はない」と解釈する方が妥当でしょう。
 
これについての説明は、数学の勉強法にもあります。




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夏休みの勉強場所

クーラーを入れてもらうこと。あるとなしでは、能率は格段に違う。涼しいところを求めて、いちいち喫茶店や図書館に通っていたのではなかなかペースがつかめない。


和田秀樹著『 受験は要領』より




 
 家にクーラーを入れてもらうことにはどちらかというと賛成ですが、ここの部分を読むと、なんだか夏休みはずっと家で勉強しなければいけないような印象をうけますね。

 受験生の場合、外に出る機会がないと夏休みはどうしても家にこもりがちになってしまいます。これでは運動不足で健康に良くないですし、精神衛生の面でも好ましいとはいえません。

 ですから私は、夏休みはむしろ積極的に、外に出る機会をつくるべきだと思うのです。外出しても、勉強していれば受験勉強には支障がないでしょう。

 予備校や図書館まで移動するためには、どうしても歩く必要があります。この「歩く」という動作には、単に運動不足を解消するだけでなく、記憶力にも良い影響を与える効果があるようです(『受験は要領』でも、シュリーマンの話がでていました)。

 それに、実際のところ、「自宅ではあまり集中できない」という人がほとんどなのではないでしょうか?

 ですから、心身の健康や集中力の面からも、私は自宅以外の場所で勉強することをおすすめします。

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和田秀樹 著 『受験は要領』について
和田秀樹さんの著作である『受験は要領』についての考察です。

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