『受験は要領』についての考察のまとめページは、下のほうにあります。
苦手教科を克服するには、徹底した暗記戦術にかぎるが、その際、苦手科目はコストパフォーマンスが、もっとも高い科目だと思うと勉強に意欲が出てくる。なぜなら、苦手科目は、もともとアタマの中に、何もはいっていない。
(中略)
二〇点しか点を取れなかった科目を五〇点にするほうが、五〇点を八〇点にするより、ずっと楽だ。
和田秀樹
著『
受験は要領
』より
普通の人だと、どうしても苦手なものは避けようとしがちです。なるべく苦しい思いはしたくないし、できれば恥もかきたくないからです。しかし、だからこそこの「苦手科目の克服」には効果があります。
和田さんの説明を読めば、私の説明などなくてもそんなことは十分に分かるでしょう。しかし、頭ではそう分かっていても、苦手教科を克服できずに入試本番をむかえてしまう人のなんと多いことでしょうか?
そこで私は、まず苦手科目からその日の学習を始めることをオススメします。というのも、「今日は、得意科目はできたが苦手科目まで手がまわらなかった」ということが積み重なった結果、「苦手科目が克服できずに本番をむかえる」ということになってしまうのではないかと思うからです。
極端な例で考えると、残り時間が100時間ある場合、そのすべてを得意科目にあてるよりも苦手科目にあてる方が合格の可能性は高まります。それはつまり、「今日は、得意科目はできたが苦手科目まで手がまわらなかった」ということが防げれば、合格の可能性が高まるということでしょう。
上では「苦手科目」と表現しましたが、具体的には「偏差値が一番低い科目」と表現してもほとんどさしつかえないでしょう。ですから結論としては、「偏差値が低い科目から順番に勉強していくことで、合格する可能性はぐっと高まる」というところでしょうか。
ある人は、「得意科目から勉強することで、調子がでる」というかもしれません。たしかに、自分に合っていると感じたらそれは良い方法なのでしょうが、時間配分をうまくやらないと、苦手科目を克服できずに本番をむかえてしまう可能性があるということを、覚えておいてください。
(大学受験 攻略 勉強法)
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苦手科目というのは誰にでもある。君たちの中にも、一生懸命やっているのに、苦手科目が克服できないと嘆いている人たちがいるはずだ。それは、学校や予備校の教師が口癖のように言う「基本がだいじ」という言葉を真に受けて、教科書や、やさしい問題集と格闘しているからに違いない。苦手克服は基本からではなく、難問集の使い方がポイントになるのだ。
和田秀樹
著『
受験は要領
』より
たしかに、「基本問題集」や「教科書の熟読」などでは、苦手科目を克服するのはほとんど無理です。しかしだからといって、いきなり「難問集に取り組め」というのも無理なのではないでしょうか?
苦手科目いうのは、要するに「記憶の取っ掛かり」がないわけで、これをつくることが重要です(『
受験は要領
』では、「暗記の中心となる軸」と表現されています)。そのために最も有効なのが、標準レベルの問題集をマスターするということです。
苦手科目の場合、ほとんど問題を解くことはできないでしょうから、自力で解答を思いつく必要はありません。問題を読んで、答えを覚えるだけでよいでしょう。ただし、この際に、自分なりに思いついたことを書き留めておくだけでも、かなり解答を身に着ける助けになるということを付け加えておきます。
解けたものには印を付けていき、解けなかったものはまた1ヵ月後に解きます。こうやって、標準レベルの問題集のすべての問題に印がついたとき、その科目の土台ができているということになります。
ここまでくると、いわゆる「勉強が楽しい」状態になります。もう自分で何をすべきか見えているでしょうから、後は前に進むだけです。
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無作法といっても、寝そべって勉強しろというわけではない。その逆で、立ち上がって、部屋の中を歩き回り、声を張り上げながら勉強するのだ。こうすることで、五感をフル活用して暗記すべき対象にあたることになる。机に向かって読むのは、視覚だけで情報を吸収していることだ。歩いたり、声を出したりして五感を総動員すれば、吸収力も、記憶の定着も全然違うのだ。
(中略)
たとえば、①机に向かい、椅子に座って短文を暗記する→②本をひっくり返す→③立ち上がり、歩きながら二回暗誦する→④机に戻って、立ったまま本を表に戻す→⑤覚えたかどうか確認し、椅子に座る―といった調子である。この行動パターンは、意識の集中を一〇~二〇秒ごとにきざんでおり、つねに大脳を刺激していることになる。
和田秀樹
著『
受験は要領
』より
ずっと同じ姿勢のままで勉強するというのは、私もおすすめしません。これは、単に記憶をするのに都合が良いというばかりでなく、血行が悪くなり、健康に良くないからです。
とりわけ、受験勉強の期間中は運動不足になりやすいので、少しでも運動になるように、立ってべんきょうするというのは、良い考えだと思います。
その際、多少の出費が必要ですが、部屋にホワイトボードがあるとかなり便利です。これがあると、ずっと立ったままで学習ができます。ホワイトボードに書くときは、自然と歩いて移動することになるので運動にもなりますし、立ったり座ったりする必要がないので、その分の時間も勉強にあてることができます。また、ホワイトボードは学習施設にあるものなので、部屋にあると気も引き締まります。
中には、「立ったり座ったりするほうが運動になる」という人もいるかもしれませんが、これはやりすぎると腰や関節に負担がかかるのでおすすめしません。すくなくとも、1時間に何度もやるような動作ではないと思います。
運動部の人なら分かると思いますが、昔はよく練習に取り入れられていたスクワットも、関節に過剰な負担がかかることが判明してから、トレーニングとして用いられる機会が一気に減りました。
左上の検索に「ホワイトボード」と入力し検索ボタンを押すと、2000円~30000円まで様々なホワイトボードがでてきますが、ストレスなく使うのであれば、ある程度の大きさは必要だと思います。しかし、家庭での部屋の大きさは限られていますから、部屋の寸法などを事前に測っておくと選びやすいと思います。
↑ここにもありました。
暗記が苦手で悩んでいる人や運動不足ぎみの人は、試してみる価値があるといえるでしょう。
また、運動不足ぎみの人や肥満気味の人には、最近話題の「おからクッキー」がおすすめです。これは単に低カロリーというだけでなく、おからを使っており体にも良いので、少しおなかがすいた時によいと思います。たんに健康によいだけでなく、なかなか味も良いので、そこらのジャンクフードよりはよっぽどマシだと思います。
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